西室泰三氏が東芝に残したもの

 東芝の元社長の西室泰三氏が死去していたことが18日分かった。「改革者」を自任した西室氏はトップとして東芝の経営改革に腕を振るった。だが、賛辞だけではない。2005年に相談役に退いた後も同社の経営に影響力を持ち、15年に発覚した会計不祥事に始まる経営危機の遠因をつくったとの批判を免れてはいない。西室氏が東芝に残したものは何だったのか。
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■GE流経営取り入れ

 今秋、ある東芝幹部はこう話した。「複合電機の看板は下ろさない」。総合電機ならぬ複合電機――。これは、実は西室氏が1996年、東芝社長に就いた直後から訴え続けたキーワードだ。同氏の言葉は20年たった今も社内に残る。

 90年代後半、全社画一的な総合経営が立ちゆかなくなってきていた電機メーカー。事業部門が独立し価値を高める「ゼネラル・エレクトリック(GE)流」の経営を取り入れるというのが「複合電機」の意味だった。西室氏は東芝に社内カンパニー制を導入。GEの統計的品質管理手法「シックスシグマ」も採用した。

 IT(情報技術)化に応じた投資も加速。執行役員制度を取り入れ、企業統治の改革にも先鞭(せんべん)をつけた。いずれも今の東芝の姿の土台となった施策だ。

 西室氏は慶応大卒で海外営業や半導体部門を歩んだ。「東大卒」「重電部門出身」が社長を務める「慣例」を破って8人抜きでトップに就いた。赤字体質が続いた東芝をてこ入れする――。14年に及ぶ米国駐在歴を持つ「国際派」の西室氏は、東芝に新風を吹き込む改革者を自任し、経営にあたったといえる。

■後継を誤ったとの批判

 だが改革のレールを敷いた会社は窮地に陥った。15年に発覚した会計不祥事で「コーポレートガバナンスの優等生」との評価は覆り、16年12月にわかった米原子力大手ウエスチングハウス(WH)の巨額損失で経営再建のただ中にある。一連の過程で西室氏も批判の目にさらされた。

 批判はいくつかある。西室氏は自身の後任として、同じ「非主流部門」出身の岡村正氏を社長に抜てき。岡村氏の後任の西田厚聡氏の登用にも影響力を及ぼした。西田氏もイランの現地法人から東芝に入社した異例のキャリアの持ち主だった。西田氏のもとで東芝は利益を水増しする不祥事に手を染めた。後継を誤ったとの批判が一つだ。

 西室氏の後継トップたちは西田氏を筆頭に「『過剰』といえるほど成長を追求した」(東芝関係者)。西室氏は経営改革の一方でコンテンツなど新規分野の進出にも積極的だった。改革路線はいつしか拡大路線に変わり、「身の丈に合わなかったM&A」と今は評されるWH買収にもつながった。06年の買収では、西室氏の米国人脈が生かされたともされる。

 15年7月。日本郵政の社長だった西室氏は東芝の会計不祥事を受け「社長経験者として極めて残念。悲しい」と記者会見で話した。胸中は「他人事」ではなかったはずだ。実際、西田氏など不祥事の時期の歴代3社長が一斉辞任した後、事態の収拾に動いた。

■つえをつきながら謝罪
 不祥事発覚の後に社長に就いた室町正志氏とは、半導体事業で苦楽をともにした間柄。室町氏が取締役の顔ぶれなど経営体制を固めるのを支援した。15年冬。「このたびはご迷惑をおかけしました」。つえをつきながら、家電量販店を謝罪のため行脚する西室氏の姿は多くの関係者の目に焼き付いている。その隣には今の東芝社長の綱川智氏の姿もあった。

 16年春に体調を崩して以来、それまでは頻繁に訪れた東芝本社には来なくなった。同年12月の巨額損失以降の東芝の苦境をどうみていたのか。

 東芝は2期連続の債務超過回避の切り札と位置づけた半導体メモリー事業売却の交渉を9月下旬にまとめた。今月12日には会計不祥事を受け、約2年にわたった内部管理体制に問題がある「特設注意市場銘柄」の指定を解除された。再建に向け、会社が前進をみせた直後の死去となった。

 ある東芝幹部は「広範な人脈を持つ西室さんは『会社の顔』だった」と話す。主力事業を相次ぎ売却した東芝は今後、華やかさには欠けながらも、手持ちの事業で「複合電機メーカー」の維持を目指す。西室氏の死去は同社の経営の一つの区切りを象徴するようにみえる。

(堀田隆文)


 引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22437630Z11C17A0000000/
西室泰三とは(Wikipedia)

西室 泰三(にしむろ たいぞう、1935年(昭和10年)12月19日 - 2017年10月18日[注 2])は、日本の実業家。
株式会社東芝代表取締役社長(後に代表取締役会長を経て、2016年4月時点で相談役)、株式会社東京証券取引所代表取締役会長兼社長、株式会社東京証券取引所グループ取締役会長兼代表執行役、日本郵政株式会社取締役兼代表執行役社長、ゆうちょ銀行取締役兼代表執行役社長、第33期慶應義塾評議員会議長、東芝名誉顧問等を歴任。東芝でウェスティングハウス・エレクトリック・カンパニーの買収により巨額損失を出し、その後に社長となった日本郵政の海外事業買収でも同様の巨額損失を出した[1]。その経歴と実績から東芝内部では「東芝の闇将軍」、財界では「肩書コレクター」の異名をとる[2][3][4]。

概要
東芝に入社後、海外事業を長く担当し、東芝を日本の一企業から世界企業へと飛躍させた人物である。東芝専務時代はDVD規格の策定における各社の交渉役として活躍し、DVD規格の策定、およびDVD規格の統一は西室によってなされた。東芝社長時代は、東芝初の重電部門以外からの出身として期待され社内の構造改革を進めたが、業績を上げられなかった。
にしむろ たいぞう
西室 泰三
生誕1935年12月19日
日本の旗 日本 山梨県都留市
死没2017年10月18日(81歳没)[注 1]
出身校慶應義塾大学経済学部
職業実業家
受賞レジオン・ドヌール勲章オフィシエ


 引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%AE%A4%E6%B3%B0%E4%B8%89
東芝とは(Wikipedia)

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株式会社東芝(とうしば、英語: TOSHIBA CORPORATION)は、日本の大手電機メーカーであり、東芝グループの中核企業である。

概要
東芝は製品の製造からサービスに至るまでの間に、多岐に渡る子会社や関連会社を形成しており、東芝グループの中核に位置する巨大企業である。
東芝の事業は、テレビ受像器や家電製品や半導体などの小売以上に、原子炉・重電機・軍事機器・鉄道車両など、企業間取引による重工業分野にが活発に事業展開をしており、大手重電3社(日立製作所、東芝、三菱電機)の一角と呼ばれ、世界的知名度を誇っている。
冷蔵庫・洗濯機・掃除機・電子レンジ・炊飯器など、家電製品の国産化第1号の製品が多く(電子レンジと炊飯器以外は1930年代に開発された)、白物家電の日本におけるパイオニアであった。だが、2015年に発覚した粉飾決算事件を契機とし2016年に白物家電事業は一部株の売却によりブランドのみとなり、医療機器事業は売却された[4][5][6]。
電機メーカーとしては、最初に委員会設置会社に移行した企業でもある(移行した2003年当時は、委員会等設置会社。現在の指名委員会等設置会社)。委員会設置会社となってからは、会長は代表権を有さない取締役会長となっていたが、2016年6月より代表執行役会長を新設した。
歴代の社長ら役員は、財界活動に積極的であることも知られている。石坂泰三(第4代社長)と土光敏夫(第6代社長)が経済団体連合会会長に就任し、岡村正(第14代社長)が日本商工会議所会頭に就任するなど、財界四団体のトップを輩出している。
そのほか、西室泰三(第13代社長)は日本経済団体連合会のナンバー2である評議員会議長に就任し、佐々木則夫(第16代社長)が現役社長の頃から内閣府経済財政諮問会議議員に就任するなど、日本の政財界に強い影響力を及ぼしている。特に石坂泰三は「財界総理」との異名を持つほどの影響力を誇り、東芝が財界で重きをなす礎を築いた。
ブランドタグラインは「TOSHIBA Leading Innovation>>>」(2006年10月2日制定)[注 1]。
東芝は、三井グループの構成企業であり、二木会(三井グループ傘下各社の社長会)・月曜会(三井グループ各社の役員間の相互親睦と情報交換を目的とする会合)・三井業際研究所・綱町三井倶楽部に加盟している。
種類株式会社
市場情報
東証1部 6502
1949年5月16日 - 2017年7月31日
名証1部 6502
1949年5月16日 - 2017年7月31日
東証2部 6502
2017年8月1日上場
名証2部 6502
2017年8月1日上場
LSE TOS
本社所在地日本の旗 日本
105-8001
東京都港区芝浦一丁目1番1号
浜松町ビルディング
北緯35度39分5.8秒東経139度45分27.9秒
設立1904年明治37年)6月25日
(株式會社芝浦製作所)
業種電気機器
法人番号2010401044997
事業内容デジタルプロダクツ
電子デバイス
社会インフラ
家庭電器
主な製品も参照のこと)
代表者綱川智取締役代表執行役社長)
成毛康雄(取締役兼代表執行役副社長)
秋葉慎一郎(代表執行役副社長)
牛尾文昭(代表執行役専務)
平田政善(取締役兼代表執行役専務)
資本金2,000億円
(2017年3月31日現在)[1]
発行済株式総数42億3,760万2,026株
(2016年3月末時点)[2]
売上高連結:5兆6,686億8,800万円
単体:2兆8,752億7,600万円
(2016年3月期)[2]
営業利益連結:▲7,087億3,800万円
単体:▲2,375億700万円
(2016年3月期)[2]
経常利益連結:▲6,331億4,500万円
単体:▲1,676億7,400万円
(2016年3月期)[2]
純利益連結:▲4,600億1,300万円
単体:▲3,300億1,700万円
(2016年3月期)[2]
純資産連結:6,722億5,800万円
単体:3,715億4,700万円
(2016年3月末時点)[2]
総資産連結:5兆4,333億4,100万円
単体:3兆5,979億5,100万円
(2016年3月末時点)[2]
従業員数連結:15万3,492人
(2017年3月31日現在)[1]
決算期3月末日
会計監査人PwCあらた有限責任監査法人
主要株主GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL 8.90%
JP MORGAN CHASE BANK 380055 6.91%
CHASE MANHATTAN BANK GTS CLIENTS ACCOUNT ESCROW 3.78%
第一生命保険 2.72%
東芝持株会 2.71%
日本生命保険 2.60%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 2.19%
(2017年3月31日時点)[3]
主要子会社東芝テック 52.8%
西芝電機 55.1%
東芝キヤリア 60.0%
東芝エレベータ 80.0%
東芝デジタルソリューションズ100%
東芝ライテック 99.8%
ランディス・ギアホールディング60%
東芝メモリ 100%
東芝インフラシステムズ 100%
東芝デバイス&ストレージ 100%
(2017年3月31日時点)[3]
関係する人物初代田中久重(電信機工場創業者)
藤山雷太(芝浦製作所支配人)
藤岡市助(合資会社白熱舎創業者)
外部リンクhttp://www.toshiba.co.jp/
特記事項:米国会計基準のため純利益は当社株主に帰属する当期純利益。


 引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E8%8A%9D



■以下、Twitter民の反応(記事内に画像・動画等あり)■


重要なことであれば繰り返し何回も説明する。そうしないと社員は分かってくれません 西室泰三


東芝やその他日本企業をぶち壊した西室泰三もとうとうお亡くなりか…
死因が公表されてないのが5月にお亡くなりになったズビグニュー・ブレジンスキーと同じでビックリ。

元東芝社長の西室が死去か。死因不明て・・・。

ようやく西室が死去した。TOSHIBAと郵政を潰した人間。

東芝元社長西室氏が死去しました、日本郵政社長など歴任された方です

今朝方のニュースの中ではやはり西室泰三氏死去がインパクト大きいなぁ。最後の方は批判もされただろうが、勝ち逃げしやがったなと思わずにおれん



速報:元東芝社長 西室泰三氏 死去(共同通信)

野党に追い風。西室氏は日本経済のA級戦犯に値する。他にも極刑に相応しい政治家、経済人、役人がいる。戦々恐々とさせねばならない。これは一国民の国を植民地化・奴隷化する国賊との戦争なんだ。

日本郵政の西室氏が死去って,実は唐国内閣府江戸城に私がいる頃から流れていたニュースですよ.
あなた方が知らなかったのなら,とんだ惨事,予定より大幅に世の中が大事になってますよ.
#NHK #TBS #tvtokyo


東芝元社長の西室泰三さん死去 日本郵政社長など歴任:朝日新聞デジタル
asahi.com/articles/ASKBL…
東芝と郵政をボロボロにした人。
喋る前に消されたか?

西室泰三さん死去 功罪相半ば  東芝転落のきっかけをつくった人事の流れ(安井孝之) - Y!ニュース news.yahoo.co.jp/byline/yasuita…本当に良くも悪くも西室さんから東芝は変わったね。文系がトップになると経営が国盗り物語になる。ここから営業優先の人事。東芝の悲劇です。

財界や政府との距離感の違い。インフラ産業として意味するところ大。 / 西室氏死去に思う東芝と日立の違い (ニュースイッチ)
npx.me/c0CS/octu #NewsPicks

服役中に死去すべき人だった。歴史に汚名を残し、何の責任もとらず、恥ずかしい晩節/東芝元社長の西室泰三さん死去 日本郵政社長など歴任:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASKBL…
この本よかったな/東芝の悲劇 gentosha.co.jp/book/b11108.ht…

東芝や日本郵政の社長、東京証券取引所会長などを歴任した西室泰三(にしむろ・たいぞう)さんが死去したことが18日、分かった。81歳だった。葬儀は近親者で営む予定。死亡日時や死因などは公表されていない。

西室は東証の会長でもあった事… twitter.com/i/web/status/9…

西室氏死去 ソニー破った手腕 - Y!ニュース
技術開発に疎い人間が権力を振るうとこうなっちゃうのね。 news.yahoo.co.jp/pickup/6257969

西室氏死去 ソニー破った手腕 - Y!ニュース news.yahoo.co.jp/pickup/6257969

米国東芝会長だった西室氏は米映画大手タイム・ワーナーへ出資。DVDの規格争いでこのネットワークを活用し、ハリウッドを味方につけることに成功。これが決め手となりDVDの規格が決まった

新自由主義者の西室故人 を絶賛するポストでした→ 西室氏死去 ソニー破った手腕 | Yahoo!ニュース news.yahoo.co.jp/pickup/6257969 @YahooNewsTopics 西室泰三氏が81歳死去 日本郵政社長 ひとえにその交渉力にある。(NEWS ポストセブン

東芝元社長の西室泰三氏が死去、日本郵政上場果たす-81歳 bloomberg.co.jp/news/articles/… これかあ・・・

西室氏死去 ソニー破った手腕 | 2017/10/19(木) - Yahoo!ニュース news.yahoo.co.jp/pickup/6257969 @YahooNewsTopics 日本郵政社長時、豪大手物流会社を買い取り倒産した件は?老後資金の郵貯消失させたのでは?株高操作で消失年金基金も

西室氏死去 ソニー破った手腕 | 2017/10/19(木) - Yahoo!ニュース news.yahoo.co.jp/pickup/6257969 @YahooNewsTopics

東芝がソニーを破った?今はどうなんですかね?

貴様のクソみたいなM&Aで郵政が苦しんでるぞ!
西室氏死去 ソニー破った手腕 2017年10月19日 news.yahoo.co.jp/pickup/6257969

要するに日露戦争・日本海海戦でバルチック艦隊を破った東郷平八郎が、元帥として海軍の中で影響力を保ち「神さま」になって批判できない存在となった…ようなものだ:西室氏死去 ソニー破った手腕 - Y!ニュース news.yahoo.co.jp/pickup/6257969

東芝元社長の西室泰三さん死去 日本郵政社長など歴任:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASKBL…おくやみ申し上げます。